[概要]
ハワイ島の最南端 、カ・ラエ岬(サウス・ポイント)。ハワイ語で「Ka Lae」とは「先端」という意味。ここはハワイ島の最南端でいて、アメリカ合衆国の最南端でもあるんですよ。
そんなサウス・ポイントから海岸線を北東へ進んで行くと、オリーブ色の砂のビーチ「グリーンサンドビーチ」が忽然と現れます。断崖に囲まれたこのビーチは辿り着くまでに1時間ほど歩かねばならず、それ故に訪れる人も少ない、まさに幻のビーチ!
サウス・ポイントへ行くには、サウス・ポイント・ロード(写真左)を通らなければなりませんが、この道は残念なことに、舗装されているのにも関わらずレンタカーの保険が適用外となっている場合があります。(事故を起こした場合は自己責任。)
道は一車線と細く、対向車が来ると少しやっかいかもしれません。また、サウス・ポイントに近づくにつれガタガタする箇所もでてきますが、普通のレンタカーでも走れる程度でしょう。
もしドライブする場合は保険適用外になっていないかレンタカー屋に確認して下さい。(保険対象外の道路は、レンタカー屋によって異なります。)
サウス・ポイント・ロードをひたすら南下すると見えてくるのがこの風車たち。風が強いだけに風力発電所があるのも頷ける場所でした。
この風車、実は日本の三菱重工業株式会社によって1987年7月に作られたもので、三菱製の風車の中でもかなり古い部類に入るようです。
グイングインと音を立てて回る白い風車ですが、この発電所は過去のもので現在は使われていません。全部で37基あるそうですが、現在では羽が劣化して折れたりと無残な姿になってしまったものも多く見られました。三菱重工には建て替えの検討依頼もあったそうですが、結局そのままになってしまったようです。(三菱重工スタッフ談)
この辺一帯は牧草地帯で牛達が群れをなして草を食んでいます。その広大さにはハワイというよりも、むしろアメリカ本土を彷彿とさせられました。少し枯れかかった牧草地に佇む壊れかけの白い風車と、そこから発せられる風を切る音は、どこかもの悲しく感じられるのでした。
(2003年9月)
アメリカ合衆国最南端、サウス・ポイント。ここから先はもう何もありません。海は驚くほど青々と、そして果てしなくどこまでも広がっています。
右の写真の左端に写っているのは、カジキなど大型の魚などを釣り上げるために使う滑車。確かに、この底の深そうな海には大型の魚達がウヨウヨいそうな雰囲気が漂っています。
海を覗き込むと、その透明度と海の青さに頭がクラクラしてきました。白砂のエメラルドグリーンに輝くビーチとはまた違った美しさを感じることができます。
この崖っぷちの高さは10m程ありますが、飛び込んでも登ってこれるように何箇所かハシゴが掛かっています。思い切って飛び込んだら気持ちよさそうですが、この海にはサメが出るとか出ないとか…?飛び込む場合は、すぐに登ってこれるか確認してからにして下さいね!
(2003年9月)
グリーンサンドビーチ。
このビーチはまさにその名の通り、グリーンの砂から出来ており、まさに「幻のビーチ」と言わしめる場所!しかし、簡単には行けません。そこで私達は、あいらんどどりーむずさんが催行していた「マウンテンバイクで行くグリーンサンドビーチツアー」に参加することにしました。
※ 2007年1月現在、このツアーは催行されていませんが、歩いてグリーンサンドビーチを目指す方にも参考にはなると思いますので、そのまま記しておきます。
コナの宿でピックアップされ、有名なコーヒー屋さん、ベイ・ビュー・ファーム や サウス・ポイント に立ち寄った後、ダートロードを経て私達はこの荒れた地にやって来ました(写真上)。車を止めたのは地図上で一番右側にある駐車場です。
この周辺はいつも強風にさらされ植物も育ちにくいようです。乾ききったダートロードは、車が通るたびに濛々と砂埃を巻き上げました。その環境はグリーンサンドビーチへと続くトレイルも同じ。自力でビーチへ行くには、こんな赤茶けた道を一時間ほど歩かねばなりません。
日陰は全くないので帽子、水は必需品です。また、舞った砂埃が目に入るのでコンタクトレンズ(特にハードコンタクト)は止めた方が無難です。メガネやサングラスを掛けていれば、まだマシかもしれませんが、かなりツライ…。ツアーガイドの小松さんが サングラスと帽子を用意してくれていたので、サングラスが苦手な私は帽子だけ借りました。帽子は野球帽のようなキャップ型が好ましいでしょう。ハット型だと風で飛ばされやすいです。
準備OK。いざ出発!トレイルを走り始めます。が、マウンテンバイクをこぎ出してすぐに不安が走りました。普段乗っているママチャリと違って慣れない自転車のため、あっちやこっちへフラフラ。
更に、砂や砂利、石にタイヤを取られて何度も転びそうになってしまいました。正直、自転車をこぐのに精一杯で周りの景色なんて見れやしません(笑)
特に行きは前方から風が吹いてきていました。そのうえ登り坂が多いので非常に大変!汗だくになること間違いなしです。こんな過酷さなので行きは自転車よりも歩いた方が楽だったのかもしれませんね。
また、このトレイルは何度も分岐したり合流したりを繰り返していますが、辿り着く場所は同じなのでどこを通っても問題ありません。さて、小一時間ほど走ったでしょうか。前方に小高く盛り上がった丘が見えてきました。そして、その丘を乗り越えると…

ほのかにオリーブ色をした幻のビーチ…。そこには、グリーンサンドビーチが広がっていました!写真で見て憧れた景色が突然目の前に広がっているのです。大変な思いをしてここまで来ただけに、感動もひとしおでした。
すり鉢型をした崖が印象に残りますが、元々ここは火口だったそう。それならばこの形状も頷けますね。地面を見ると、土に混じってカンラン石(8月の誕生石のペリドットの原石)の結晶が見られました。大きなものは5mmくらいでしょうか。(写真右上)
実は緑の砂の正体は、このカンラン石なのです。火口が海に呑まれビーチとなり、波でカンラン石が砕けて緑色の砂が作られたと言われています。様々な偶然が重なってこのビーチは生まれたのでしょう。宝石の原石で作られているビーチなんて、想像しただけでも素敵!他に類を見ないビーチですね。
私達はこの場所にマウンテンバイクを置き、崖下へと降りました。崖の高さは2m程なので大したことはないのですが、少々ロック・クライミングの真似事をしなければなりません。岩場に上手く手と足をかけて降りて行きます。慎重にゆっくりと。ここさえクリアすれば後は何となく道ができているので、それに沿って下りて行けば大丈夫でしょう。
そして、ビーチに辿り着くとこんな素晴らしい景色が待っていました。「来てよかったーーー!」と心から思える絶景です!
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![]() 崖に囲まれたビーチ |
![]() 岩の日陰で一息 ビーチの中の唯一の日陰です |
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ビーチには1時間ほど滞在しました。その間にツアーで用意されたお昼ごはんを食べたり、ビーチを探索したり気ままに過ごします。海で泳いでいた人達もいました。が、かなり波がかなり荒いようで、泳いでいるというよりも波に遊ばれていた感じ?(笑)
さて、帰り道…
今度は下り坂が多いので、行きと比べると走るのが非常に楽でした。それにマウンテンバイクにもだいぶ慣れてきたせいか、自転車で走ること自体も楽しめたように思います。行きよりもかなり短い時間で駐車場へ到着!
さすがに疲労感はありますが達成感の方がより大きいです。何よりあの絶景を思い出すと疲れなど吹っ飛んでしまいました。「またあのキラキラと光る緑の砂を見たい!強い潮風に吹かれたい!断崖に圧倒されたい!」帰ってきてからもなお、そんな想いが頭を駆け巡ります。
このツアーがなければ、きっとグリーン・サンド・ビーチには巡り合えなかったことでしょう。こんな素敵なツアーを編み出して下さったガイドの小松さんに感謝です!
(2003年9月)
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