[概要]
ハワイ諸島の中でも一番高い山、マウナ・ケア。標高は富士山よりも高く 4,205m。ハワイ語で「mauna」は「山」、「kea」は「白い」。つまりは「白い山」という意味です。
その名の通り、この山は常夏のハワイでありながら冬になると雪が降り、その上なんとスキーができます!でも空気の薄い山頂でスキーなんて、ちょっと高山病が心配ですけどね。詳細は Ski Guides Hawaiiで確認してみて下さい。
![]() マウナケア (サドル・ロードより) ※ 写真 : みや 提供 |
ただ、冬期ならばいつでも雪が積もっているかと言ったらそうではなく、行いの良い人&運の良い人だけにポリアフ(雪の神様)が雪を見せてくれるそうですよ。(Aloha Breeze のToshiさん談)
それにしても、太平洋のど真ん中の島に富士山より高い山がある事には驚きです。しかも、とても滑らかな斜面で山が形成されているため、到底4,000m級の山には見えません。そして、そのなだらかな斜面のお陰で何と山頂まで車(4WD)で登ってしまう事ができるのです。日本では考えられませんよね。
そんな山頂には世界11ヶ国の最新鋭の望遠鏡が点々と並んでいます。日本が誇る巨大望遠鏡 「すばる」 もその中の一つ。
![]() 一番左の望遠鏡が日本の「すばる」 |
![]() 幻想的な夕暮れを体験 |
山頂で見る夕焼けはとても幻想的。この澄んだ空の色は他ではなかなか見ることができません。そして、夕陽が沈んだ後は素晴らしい星空を拝むことができます。月が満月に近かったり雲の状態が悪くなければ天の川もハッキリと見えるでしょう。星好きならば絶対に外せない場所です。
【気に掛けるべき月の状態】![]()
星を見るにあたって意外とジャマなのが月の光。特に星目当ての方は、下記のサイトで月の状態をチェックしてみて下さい。三日月程度なら影響がないと思いますが、満月に近い状態で煌々と輝かれてしまうと星はホントに見づらいです。
■ こよみのページ > 月齢カレンダー
※ 世界標準時との時差は、ハワイの場合: -10 / 日本の場合: +9 に設定して下さい。
星空観測では満月付近を避けた方が良いのは当然ですが、旅程上そうはいかない場合も多いですよね。そんな時は満月より後の日にちを選ばれた方が影響が減ります。
というのも多少の差はありますが、満月の日は夕陽が沈むと共に月が昇り始めます。星の観測は夕陽が沈んですぐに始まるので、観測を始めて少しの間は月の位置が低いので月の光の影響をそれ程受けません。
更に、満月の1日後の月の出は満月の日よりも約50分程遅くなります。その次の日は更に50分程遅くなり、、、と満月よりも後になればなる程、月の出の時間は遅くなるため、星空観測の時間帯に月が出ていない状態になるわけです。
今まであまり考えたことがなかったのですが、月の出の時間って毎日約50分ずつ遅れながらずれるって事、ご存知でしたか?私もこの記事を書くまでは全く知らず、何だかスゴイ勉強になった!と錯覚してます(笑)
それらを踏まえると、満月直前が一番良くないことになってしまいますが(月は丸いし昇るのも早い)、どうしてもその近辺を選ばなければならない場合は、プラス思考で月自体を楽しんでみては如何でしょうか。ツアーで用意されている天体望遠鏡から覗く月はクレーターもクッキリで思った以上にリアル!初めて見た時はゾクゾクしました。身近ながらも不思議と魅惑の月なのです。
【マウナケア山頂には自力で行けるのか?】
一般人(個人)でも4WDで山頂まで行くことは可能ですが、必ずサドル・ロードを走らなければなりません。山頂へと向かう道、マウナケア・ロードもオニヅカ・センターよりも先の路面は舗装されておらずガタガタです。どちらともレンタカーの保険対象外の道。相当運転に自信がある人や、車の調子が悪くなった時に自分で何とかできる人以外は止めた方がいいでしょう。(それでも安易に行くことはお勧めできません。)
どうしても自分で行きたい場合は、Harper Car and Truck Rental (ハーパー・カー&トラック・レンタル) で4WDを借りましょう。この会社ではマウナケアも保険対象になっているそうです。ただし全額保障ではありません。何と免責が5000ドル。なお、保険などの詳細は必ずご自身で確認してくださいね。
また、心配なのは車のことだけではありません。一番怖いのが高山病。今まで1回も経験したことがないから大丈夫という方でも、体調の良し悪しによって高山病になりやすくなったりもします。これにかかってしまったら運転どころではないでしょう。
![]() マウナケア・ロードを走る車 道の悪さで砂埃が上がっているのが 分かるでしょうか? ガードレールも一切ありません。 |
更に、車のライトが星の観測に悪影響を及ぼすため、山頂付近では暗くてもライトの点灯は禁止されています。夕陽を拝んでから山を下る時は、真っ暗な中を無灯で走らなければならないのです。(ツアー・ガイドさんは、ハザード・ランプのみ点けながら走っていました。)
慣れていない道、しかもガードレールもない真っ暗なオフロードをライト無しで走るのはかなり怖いですよね。自力で行くのなら、せめて昼間をオススメします。なお、山頂では日没後30分以内に下に降りなければならないという規則もあります。星の観測の邪魔になるものは徹底的に排除というところでしょうか。
そして最後に。山頂ツアーでは、下記に該当する方の参加は身体的に危険があるため、受け付けていません。個人で行かれる方にも参考になると思うので挙げておきますね。もちろん、行く時は自己責任ということはお忘れなく!
■ 妊婦さん、またその可能性がある人
■ 11歳以下の子供(年齢制限はツアーによって微妙に異なる)
■ 心臓に疾患があったり、不整脈や喘息その他の持病を持っている人
■ 24時間以内にダイビングをした人
【マウナケアはツアーで行くのがベスト!】
一人160ドルが相場のツアー料金は高いでしょうか?しかしツアーには、それだけの魅力があり、断然こちらをオススメしちゃいます。とにかく有り難いのは防寒具を借りれること。真冬用のコートを着ても寒さに耐えがたい極寒のこの地に自力で行ったとして、服装はどうします?きっと困ってしまうと思います。それに対して何から何まで揃っているのがツアーの良いところ!
ツアーには山頂まで行くもの、行かないもの(オニヅカ・センターで星空観測をするだけのもの)がありますので、詳しく問合わせて自分に合ったツアーを選んで下さいね。山頂ツアーの主なものを下に挙げておきます。
※ ツアー体験談は マウナケア(2)オプショナルツアー編 で紹介しています。
| ツアー会社・ツアー名 | 出発地 | 料金 | 日本語 |
| ■ 太公望ハワイ デラックス・マウナ・ケア山頂&星空観測ツアー マウナケアツアーの老舗。星を見る望遠鏡の性能は、ここが一番。12歳以上〜 |
カイルア・コナ コハラ・コースト |
$175 | ○ |
| ■ 太公望ハワイ マウナ・ケア山頂 サンライズ&星空ツアー マウナケア・ツアーの新しい形が誕生しました。初のサンライズツアーです。12歳以上〜 |
カイルア・コナ コハラ・コースト |
$160 | ○ |
| ■ マサシのネイチャースクール ハワイ島 夕陽と星のツアー モーハワイ★コムでもおなじみ、マサシさんのツアーです。12歳以上〜 滞在先がワイコロア・ビレッジでもピックアップしてもらえます。ワイメアもOKかも? |
カイルア・コナ コハラ・コースト ワイコロア・ビレッジ |
$160 | ○ |
| ■ Arnott's Lodge Mauna Kea Sunset and Star Show ヒロの宿泊施設が催行していてます。宿泊客は割引があり、$95になります。 催行日は月・水・金曜日。16歳以上〜 ※ このツアーの体験談は、O型いぬさんの 「行け!行け!ハワイ冒険隊!」 でチェックしてみて下さい (2004年10月現在の情報です) |
ヒロ | $140 | × |
| (2011年2月現在) | |||
[天候]
山頂の天気はかなり安定しています。1年のうちに雨が降るのは6〜7日程度だというのですから驚きですよね。しかし、天気は良くても気温はかなり低いです。何と言っても冬は雪が降ってしまう程ですから。しかも風があると体感温度は更に下がります。
ツアーでは真冬に着るような厚手のジャケットを貸してくれますが、それでも激寒!自分でもジャケットの下に着込めるような長袖を用意しておくと安心です。できれば手袋やカイロを持参した方が良いです。
※ 寒さでデジカメが動かなくなってしまう場合があります。これはデジカメ本体が悪いのではなく電池が機能しなくなるため。なので電池をカイロで温めてあげるか、予備の電池と交換すれば直ります。(ナウヤングさんの経験談です)
※ カイロはオニヅカ・センターで開けておきましょう。カイロは酸素に反応して温まる仕組みなので、酸素が少ない山頂では温まらないそうです。
[補足]
ハワイ到着日に、マウナケアのツアーをスケジュールに組もうとしている方を、色々なBBSで見掛けます。到着日、ぽっかり空いた午後の予定をマウナケアツアーで埋めたくなる気持ちはわからないでもありませんが、正直言って止めた方がいいでしょう。そもそもツアー会社によっては断られるくらいです。
それは何故かと言いますと…
ホテルにチェックインできる時間とツアーの出発時間は、あまり変わりありません。チェックインに手間取ってしまった場合、他のツアー参加者を待たせてしまう事もあるでしょう。
それだけならまだ良い方で、置いてきぼりを食らう可能性も。24時間以内のキャンセルは、もちろんツアー料金を全額支払わなければならず精神的&金銭的に辛いですよね。しかも、楽しい旅行の初日なのに。
そして、一番の問題はツアー自体を楽しめるかどうかです。到着日の寝不足で疲れた体で行くと、車内では眠くなり景色も楽しめません。しかも、山頂付近で眠ってしまうのはとても危険。観測所勤務の方々も山頂での寝泊りは絶対にしないそうです。そのまま目が覚めなくなってしまうとか何とか…。以前、フランス人女性が眠ってしまい、そのまま昏睡状態になってしまったという話をツアーガイドさんから聞きました。
そこまで危険な状態にならなくても、山頂付近で眠ってしまったら高山病になる確率はかなり高くなります。そしたら、夕陽&星空なんて楽しむどころではないでしょう。
[高山病にならないために]
マウナケア山頂の酸素濃度は、地上の60%しかありません。山頂に着いても興奮しないで、ゆっくりと動くことを心掛けましょう。走るのは厳禁です。苦しいなと感じたらその都度深呼吸して下さい。
また、マウナケア・ロードに入った辺りから水を少しづつ飲んでいくと高山病になりにくくなるそうです。水から酸素を補給できるのだとか。酸素水などを持参していけば、更に効果があるかもしれませんね。(試していませんけど)
それでも苦しくなってしまったり頭が痛くなってしまったら、酸素を吸わせてもらいましょう。ツアーなら車に酸素ボンベを積んでいるので遠慮なく申し出てみて下さい。我慢していて酷くなったらつまらないです。
コナ方面とヒロを結び、マウナケアに行くのに必ず通る道、サドルロード。マウナ・ケアとマウナ・ロアに挟まれた荒涼とした大地に延々と伸びている道です。全長は55マイル(88km)。
この道の良いところは何と言っても景色。サドルロード周辺には、その昔マウナ・ロアから流れ出した溶岩が一面に広がっている場所があります。まるで キラウエアにいるかのようなこの溶岩大地!スゴイの一言に尽きます。
舗装されているので普通車で走る事は可能ですが、サドルロードはほとんどのレンタカー会社で走行禁止の道となっています。車に何かあった場合にレンタカーの保険が適用されません。前述した Harper Car and Truck Rental (ハーパー・カー&トラック・レンタル) なら保険が利きますが、免責は5,000ドルと厳しい条件。
また、サドル・ロードは2車線とは言えど、道の端の舗装が崩れ出している箇所があります。そのため前方から車が来ていない時に、センターラインをまたいで走っている車も多々います。視界が良い状態ならまだしも霧が出てる時や夜間は、気を付けていても怖いでしょう。しかもUPダウンが激しい箇所もあり、タイミングが悪いと対向車を見落としてしまう可能性もあります。皆スピードを出しているので、気付くのが遅れたら取り返しがつきません。
ただ、そんな悪路も最近ではかなり改善されてきました。走りづらいと言われていたコナ側では、一部新しく別ルートに道を造り直したようす。その部分についてはかなり快適!そのお陰か、レンタカー会社も保険の適用を見直し始めているようです。バジェットレンタカー では昼間(明るい時間帯)のみ走行が可能となりました。(2010年8月に確認)
他の会社も追随してくれると嬉しいですよね!ただ、マウナケア・ロードは走行禁止なのでマウナケア山頂がOKということではありません。
![]() 崩れかけている道路の端 道の先には、雪のマウナケアが見えています |
![]() ポコポコと立ち並ぶプウ(噴石丘) 写真は2枚ともみやから借りています) |
【19号線とサドルロード、どちらがオススメ?】
コナなどの西側からヒロへ移動する際、地図で見るとサドルロードを利用した方が近道できるように感じます。実際どうなのでしょうか?
Googleマップ にて確認してみました。例えばワイコロアからヒロに移動した場合、サドルロードを利用すると1時間48分。19号線を利用した場合は、2時間10分。計算上ではサドルロードを利用した方が20分短縮できるのですが、ハワイ島在住のお友達の話では、実際に走るとその差はたったの10分程度ということでした。その10分のためにサドルロードを走るか、というところに辿り着きます。
この道沿いにはガソリンスタンドもお店もレストランもありません。しかも保険適用外。だったら19号線を走った方が安心なうえ楽しみもいっぱいです。ということで、景色を堪能したいという目的がないのならば、19号線の利用をオススメします!
(2001年9月、2003年9月、2007年7月、2010年9月)
マウナ・ケア山頂に登る人達のための休憩所。富士山で言えば7合目より少し高いくらいの高さ、標高 2,800mに位置しています。
どのツアーに参加しても、必ずここで休憩をとる事になっています。理由は高山病にならないように体を慣らすため。もちろん自力で山頂を目指す人も、ここで最低30分は体を慣らす必要がある事を忘れないで下さいね。
オニヅカ・センターは、その名にもある エリソン・オニヅカ氏に因んで建てられたものです。オニヅカ氏はハワイ島コナ出身。ハワイ州初、そして日系人としても初の宇宙飛行士です。彼は1985年にスペースシャトル「ディスカバリー」で初飛行を果たした後、翌年の1986年1月に「チャレンジャー」に搭乗し、爆発事故によって亡くなりました。ビジターセンターの入口には彼の記念碑(写真左上)も建てられています。
![]() 少々狭い館内 |
![]() マウナケアのマークがGOOD |
館内には、ちょっとした売店もあります。Tシャツやパーカー、トートバッグをはじめ色々なグッズがおいてありました。しかも、なかなかデザインも良いので、さっそく白いトートバッグをお買い上げ。
なおオニヅカ・センターでは、天体望遠鏡を利用しての無料のスターゲイジング・プログラムが毎夜行われています。英語オンリーではありますが、自力でマウナケアに来て星空観測をしたい方には、もってこいのアクティビティですね。
(2001年9月、2003年9月、2007年9月、2010年9月)
![]() 銀剣草 / SilverSword 2001年9月撮影 |
オニヅカ・センターに来たら是非見て欲しいものがあります。駐車場の奥の方に山の中へと続く道があるので、ゲートを開けて、その道をほんの少し歩いてみて下さい。「銀剣草(ぎんけんそう)」と呼ばれる珍しい高山植物に出会えるはずです。
銀剣草はハワイ固有種の一つであり絶滅危惧種でもあります。ヒマラヤとマウイ島のハレアカラ、そしてハワイ島のマウナケアだけに生息しているといわれている希少な植物です。葉が銀の剣のように見えるから銀剣草。なるほど。
初めて見た時はエアープランツに似ているな、と思いました。葉には細かい毛が生えていて、これが光に反射して葉全体が銀色に見えます。
2007年7月には、この銀剣草の花を見ることができました。これまた希少な経験でした。銀剣草は十数年に1度しか花を咲かせません。そして花を咲かせた後は、その生涯に幕を閉じてしまいます。ちょっと切ないですね…。
![]() 銀色の美しい葉。 細かい毛に覆われています。 |
![]() 綺麗とは言いがたいですが 健気に花を咲かせていました。 |
![]() こちらは、まだつぼみ。 あともう少しで咲きそうですね。 |
![]() 丁寧に保護されています。 (4枚とも2007年7月撮影) |
なお、銀剣草を観察する時は葉に絶対に触れないで下さい。この植物はとても繊細で、人間が触ると低温火傷状態になり枯れてしまうそうです。根元を踏んでも良くないので、丁寧に石で囲まれ保護されています。囲いの中には絶対に足を踏み入れないようにして下さいね。
![]() 2010年9月撮影 |
![]() 銀剣草アップ |
(2001年9月、2003年9月、2007年9月、2010年9月)
![]() ![]() ビロードモウズイカと黄色い花 |
銀剣草と対照的に嫌われモノのビロードモウズイカ。非常に繁殖力が強く、有害植物に指定されています。
サドルロードからマウナケア・ロードに入った後、山肌にたくさん生えているのを見ることが出来ました。オニヅカ・センターの銀剣草の周辺にも繁殖しているので、銀剣草を見るついでに観察してみて下さい。
空に向かって真っ直ぐニョキっと伸びている背の高い植物がビロードモウズイカです。葉は細かい毛で覆われており、名前の通りビロードのよう。葉を触ってみると、とても柔らかかったです。
(2007年7月)
山頂に立ち並ぶ望遠鏡群は圧巻!ここには日本の「すばる」を含め世界各国、計13台の望遠鏡があります。
何故、こんなに沢山の望遠鏡が集まっているのでしょう?
前述したように、マウナ・ケア山頂は非常に天候が安定しています。高山のてっぺんだけに周囲が暗いというメリットがあり、それでいて車で登れるので、アクセスがそれ程悪いわけではありません。
そのうえ、大気の揺らぎが少なく星が瞬きにくいため、星の観測に適しているのだそうです。(星の瞬きは大気の揺らぎで起こり、星を観測するには邪魔になります。)
更に、この島は赤道付近にあるため緯度が低く、そのお陰で北半球の全天と南半球の90%の天体を観測する事も可能。マウナケア山頂には、このような好条件が揃っており、世界で最も天体観測に適していると言われています。
文部科学省国立天文台ハワイ観測所が所有している大型光学赤外線望遠鏡「すばる」。1991年から建設が開始され、完成したのは1999年。総工費は何と400億円。
すばるの心臓部、主鏡(光を集める鏡)の有効口径は8.2m。この一枚ガラスの主鏡を作るのに3年、そして精度をあげるための研磨作業には4年の年月が掛かったそうです。その他に新しい技術も使われており、現在世界一の望遠鏡と言われているそうです。やっぱり世界一の響きは良いですね。2位じゃダメです(笑)
左の写真は夕陽が沈んだ後のすばる。星の観測を始めるために屋根(?)が開いていました。
すばる望遠鏡内は2004年10月から一般公開していて、見学(要予約)することが出来ます。これに参加するための山頂ツアーは催行されていないので、自力で山頂まで行かなければなりませんが、興味のある方は下記WEBサイトで調べてみて下さい。
(2001年9月、2003年9月、2007年9月、2010年9月)
ツアーでは、イギリスの望遠鏡「UKIRT」やジェミニがある辺りから、写真右のように、3つの望遠鏡を望むような形で夕陽を見学します。この写真で1番左にあるのが「すばる」。その横に2つ並んで見えるのが「Keck(ケック)」です。
ケックは、カリフォルニア大学、カリフォルニア工科大学、そしてNASAが管理している赤外線望遠鏡。双子のような2つの望遠鏡(1号&2号)は、双方を併せて双眼鏡のようにして使うこともできるそうです。何とも大きな双眼鏡!
他にも色々な望遠鏡があり、もっと間近で見たいのですが、そこはやっぱりツアー。なかなか自由に行動できないですし、できたとしても夕日が沈むのはあっという間。美しい景色にうっとりしていたら、歩き回っている暇は全然ありません。いつか、昼間に来てゆっくり望遠鏡群を眺められると良いなぁ。
![]() CFHT (Canada-France-Hawaii Telescope) カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡 3カ国による共同開発 |
![]() UKIRT (nited Kingdom Infra-Red Telescope) イギリスの赤外線望遠鏡 |
![]() 写真上・右 ジェミニ北天文台 |
![]() Gemini Observatory(ジェミニ北天文台)は アメリカ・イギリス・カナダ・チリ オーストラリア・アルゼンチン・ブラジル による国際共同プロジェクト。 |
(2001年9月、2003年9月、2007年7月、2010年9月)
マウナケアでは、ついつい夕陽ばかりを眺めてしまいますが、夕陽の反対側に注目!こちらにも見所があるんですよ。それはマウナケアの一番高い場所。観測所群より南東に位置する丘のてっぺんが本当の山頂です。ここが標高4205m。
右の写真の山頂の左後方の雲海に影が写っているのが分かるでしょうか?これは観測所側(私達が立っている側)の山の影。こういった現象も見どころの一つです。
2007年7月には、地球影(ちきゅうえい)を見ることが出来ました。濃い青い色の部分が地球の影です。地球影は高所でなくても見ることができる現象ですが、マウナケア山頂から眺めると感慨深いですよね。
また、カメラを望遠鏡代わりに覗いてみると、山頂に祭壇を見ることができます。実際にそこまで行った方の話では、三角点(ベンチマーク)もあるそうです。そんな話を聞いたら一度は行ってみたくなるのが人情ですが…
以前、マサシのネイチャースクールでは希望者だけ山頂に登っていたそうですが、色々と問題があったようで中止になってしまったと聞きました。
そもそもマウナケアは、ハワイアンにとって非常に神聖な場所です。その祭壇に興味本位で近づくのは遠慮しておいた方が良いのかもしれませんね。基本的にツアー参加の方は、本当の山頂に行く事は諦めた方が良いでしょう。下の写真に写っている方々は、おそらく個人で来ていたのではないでしょうか。
![]() 写真上 : 2003年9月 写真右 : 2007年7月 祭壇の形が変わっています。 |
![]() |
![]() |
![]() 写真左 : 来る度に形が変わる祭壇 写真上 : 雲海の下にヒロ湾が見えました (2010年9月撮影) |
(2001年9月、2003年9月、2007年7月、2010年9月)
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