2003年9月23日(火) 快晴
今日から3日間にわたり、連日ツアーの予定が入っている。
本日のツアーは、あいらんど・どりーむずのマウンテンバイクで行くグリーンサンド・ビーチ・ツアーだ。
体調を万全に整え、気合をいれて臨まねばならぬ!
とらねこさん夫妻に話を聞いたところ、とにかく大変なツアーらしいのだ。
何が大変かって!?そりゃあ、もうっ・・・(笑)
8時にコナ・リーフの駐車場にてピックアップ。集合時間前に行ってみたら、既にガイドさんが待ってくれていた。
彼の名は小松さん。
肌がこんがり焼けていて野生児っぽい風貌だ。ハワイの日差しがよく似合っている。
「さっそく行きましょうか!」
コーヒーで有名 ベイビュー・ファーム |
一行はコナの街を南下してサウス・ポイントへ向かった。
途中、コーヒーの樹の見学 & ベイ・ビュー・ファーム(2号店)でショッピングを済ませ、楽しいロング・ドライブの後、ようやく11号線を外れてサウス・ポイント・ロードへ。
そこに待っていたのは、やたら長閑な景色。この辺一帯が牧場になっているようだった。
ちょっと枯れかかった牧草地の地平線、真っ青な空にフワフワと浮かぶ雲、遠方で群れを成す牛達・・・
眠くなってしまいそうな風景がずっと続いている。
しばらく走っていると、名物の白い風車が見えてきた。
車から降りて見学!
ぐるんぐるん回るデカイ風車たちが、牧草地に点々と建っている。
今は使われていない風力発電所の名残だ。
壊れ掛かっている風車、さび付いてる風車、回るのを止めてしまった風車・・・
この寂びれ具合と枯れかかった牧草地帯、そして海から吹き付ける乾いた風が妙にマッチしていて哀愁を誘う。
が、あまり浸っている余裕はない。見学は5分程で終わり再び出発。
道がだんだん悪くなってきた。
ここまで来れば、サウス・ポイントはもうすぐ。
そして程なくして到着!
ここがアメリカの最南端、サウス・ポイントだ。果てしなく広がる海原が私達を迎えてくれた。
「綺麗・・・。」
驚くほど青々としている。海の色が他とは違う。濃くて深みのある青。
水は澄んでいるが底は見えない。
深さはどのくらいあるんだろう?かなり深そうな感じだ。
崖っぷちには飛込台のようなものがあり、親切にハシゴも付いている。
地元の子供達は、ここで飛び込んで遊んでいるというが、こりゃ結構勇気がいそう・・・。
注 : このハシゴは船を海に降ろすためのものです
アメリカの最南端をとくと見届けて再出発。
最終目的地のグリーン・サンド・ビーチへと向けて車は走りだした。
濛々と砂埃を巻き上げながらダートロードを進む。
それにしてもスゴイ砂埃・・・。視界も悪い。
窓が砂でまっ茶色である!時々、ウォッシャー液&ワイパーでフロントガラスを洗いながら走らねばならない程だ。
そして、ボディももちろん・・・
小松さん、このツアーをやる度に洗車してるんだろうなぁ(笑)
やがて、私達を乗せた車は グリーン・サンド・ビーチへと続く道の出発点に辿り着いた。
地面は乾燥しきったフカフカの赤土だ。
風が少しでも吹くと砂埃が舞い上がる。そんな赤土の道が、青々とした海に沿って果てしなく伸びている。
日差しは強いし、それを遮る木陰は全くない。
ここを自転車で走るのだ。大変な道のりになる事が容易に想像できる。
私達が不安(?)と期待にドキドキしている頃、小松さんは手際よくマウンテンバイクをセットしていた。
そして準備完了。
「行くぞーーー!」
が、思っていた以上にうまく走れない。
ママチャリとは感覚が違うのね。それに、砂利や砂にタイヤをとられるのだ。
あわわわ・・・・・!
そのせいで、腕にすごく力が入ってしまう。ぷるぷる・・・
見た目は平地のこの場所でこのザマ。本当に大丈夫なのか!?
そしていきなり立ちはだかる坂道・・・。
平地でもフラフラなのに、こんな坂道ムリっしょ。
自転車を引いて坂を登った。
ゲートを通り過ぎた辺りから、道は赤茶けた赤土だけの道に変わった。
土が柔らかいので轍ができている。
深い轍には、風で舞ってきた土がフカフカに溜まっていた。
間違ってそこに入ってしまうとタイヤがとられて動けなくなる。
そして、たけちんは早速見事にハマっていた(笑)
体勢を立て直そうと自転車から降りた時に、足もズボっとハマって靴も靴下もまっ茶っ茶。あ〜あ(笑)
ところで、この道は1本道というわけではない。細い幾筋もの道が、くねくねと蛇行して海に沿って伸びている。それらの道は、合流しては分岐して、合流しては分岐しての繰り返しでビーチまで続いている。
一番走りやすそうな道を選べば良いのだが、どの道を選んだとしても、上り坂は避けられない。緩やかな坂道あり急坂あり色とりどり。
しかも、向い風!
そのうえ、その向かい風に乗って、前方を走るマウンテンバイクが巻き上げる砂埃がこちらに押し寄せてくるのだ。
目がイタっ・・・コンタクトなんぞしてくるもんじゃないね〜。
暑さと喉の渇き、坂道と轍、向かい風と砂・・・
それらと戦いながら、休み休みノコノコと進むマウンテンバイク3台。
「歩いた方がラクなんじゃないのか?」
と、本当に何度思った事か・・・(^^;
でも、小松さんだけはマウンテンバイクをスイスイと走らせ、無邪気な笑顔を浮かべている。
彼にとっては、うちらのノロノロペースに合わせる方が疲れるんだろうなぁ〜。
ずいぶん走り、マウンテンバイクにもだいぶ慣れてきた頃、前方に丘が見えてきた。
「あの丘の向こうがビーチだよ!」
と小松さん。
そう言われた途端に元気がでて、ペダルを漕ぐ足にも力が入った。
道が平坦になってきて走りやすくなった事もあり、グイグイ進んで大した時間も掛からずに丘に到着!!
自転車を置いて歩いて丘を登りきると・・・
「グリーン・サンド・ビーチだーーーっ!!!」
ビーチは崖に囲まれていた。
まるで、誰も入ってくるなと言わんばかりに・・・。
ほんのりオリーブ色に染まった砂浜に感涙。
いや、砂浜だけでなく ビーチ全体の自然の造形美に心を打たれたのだった。
そんな時・・・
「あそこに人が泳いでるねぇ。」
と小松さん。
うん、確かに。
「あのオジサン、ハダカ だよねぇ(笑)」
・・・ええっ・・・
私は不覚にも目を細めて良く見ようとしてしまった(爆)
(怖いもの見たさ?)
目が悪いので、良く見えなかったのが幸いであったが、、、(^^;
さて、「マッパ」のおっちゃんが居ようが居まいが関係なく、私達は崖を降りビーチを目指した。
ロッククライミングのように足を岩場に掛け、一歩一歩下る。高さはそれ程ないので、全然怖くはない。
ひょひょいと降りてビーチへ。
おぉぉーーー!
めちゃ綺麗じゃんっ!
波は荒く、崖と程よくマッチしてる。
砂は思ってたほど緑じゃなかったけど、手ですくって良く見ると、オリーブ色の細かい粒がキラキラと輝いていた。緑と黄色と茶色が混ざり合ったような色。不思議な砂だ。
あれ?そういや、例のおっちゃんがいないね。あまりにビーチが綺麗だったので、その存在を忘れてた。居なくてヨカッタヨカッタ(笑)
ランチを食べて まったり気味のたけちん |
さて、ここでの自由時間は昼食時間を含めて1時間ほど。
思う存分写真を撮りまくった後、ご飯をパクついた。
小松さんが用意してくれたスパムのり巻きがこれまた絶品!
最高にウマ〜♪
ご飯を食べ終わったらまた写真を撮りに行って、、、
1時間なんてあっという間。
もう帰る時間だ。もっと居たいな・・・。
来た道を戻り、崖上へ。
もう一度、この絶景を目に焼き付けてビーチとお別れした。
さて、この後マウンテンバイクでの過酷な道のりが待ってるわけだが・・・
帰り道は想像以上に楽だった。マウンテンバイク自体も楽しめたし、行きと違って景色を見る余裕もあった。
「マウンテンバイクで来てよかったぁ♪」
とか思っちゃったりして。
行きはあんなに大変だったのに、その事はもう忘れてる(笑)
大した苦労もなく駐車場に到着した。
「さあ、コナに帰ろう!」
帰り道、疲れた私は道のりの半分以上を寝てしまった。
小松さんともっと色々おしゃべりすればよかったよ〜。教えて欲しいことがいっぱいあったのに・・・。
美味しいロコモコの店情報を聞き出したところで、コナ・リーフに到着。
ありがとう。小松さん!最高に楽しかったよ(^^*
グリーン・サンド・ビーチ、本当に行けてよかった。大変だったけど、その分素敵な思い出になった。
こんな素晴らしいツアーを考えてくれた小松さんに本当に感謝!
※ 2007年現在、このツアーは催行されていません。残念・・・
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