ハワイ島旅行記 2006年9月
第6回 ハワイ島旅行記 <2006/9/9〜2006/9/17>


4. 「 溶岩ハイクとオーシャンエントリー 」 の巻・・・ 2006年9月12日(火) / 快晴

朝はすっきりお目覚め。
大きな窓から外を覗くと、空からピカーっと太陽がでていた。
やったー♪


朝食を頂くために母屋(カントリーグース)へ。
B&Bの朝ごはんは、特に初日は非常に緊張する。けれど今回はだいぶ慣れてきたのか、それ程でもなかった(^^*
他のお客さんとも挨拶を交わし、和気あいあいといった雰囲気だ。
ジョーンさんお手製の美味しい朝ごはんをいっぱい食べて、さっそくお出掛け!


とっても美味しい朝食♪

ボルケーノ・ビレッジのよろづ屋で、水、ジュース、そして昼食用のパンを購入した。
準備万端。ハワイ火山国立公園へGO〜!
カルデラは見ないで、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードに直行した。
1年ぶりのこの道、いつ走ってもワクワクしちゃう。
しかも今日は晴天。晴れた日のこの道は、本当に爽快なのだ。

展望台などでちょこちょこと止まり、景色を楽しみながら道を下った。
そしてデッドエンド手前のレンジャーステーションへ到着。
さあ、行くぞ〜!
しかし、レンジャーステーションからデッドエンドまでが長いんだよねぇ。
直線で景色の変わらない長い道のり・・・
歩いている時、道の脇にランタナの花がたくさん咲いていたのが印象的だったなぁ。
去年はこんなに咲いていたっけ・・・?
お花は綺麗なんだけど、ランタナは生命力が強くて有害植物なのだそう。溶岩大地に根付くハワイ固有種のオヒアやタマシダに影響があったりしないだろうかと、ちょっと心配・・・。


ランタナのお花とオーシャンエントリー

歩き始めて何分?やっとデッドエンドに到着。
黒い溶岩の上を歩き始めると、途端に歩くのが楽しくなる。
まずは、黄色い印を辿って、オーシャンエントリーのビューポイントへ。
かなり遠くにオーシャンエントリーの水蒸気がモクモクと上がっているのが見える。
今日はあの辺まで歩くのかぁ。本当に行けるのかな〜?(^^ゞ


カメラの望遠レンズを通して見ても、この場所から赤い溶岩は見れなかった。
「早く溶岩を見たいなー!」
そんな気持ちを抑えながら、車まで戻った。
ここまで来ておいて車まで戻るのは勿体ないけど(笑)
オーシャンエントリーに行くには、夕暮れに合わせるのがベターなので、午前中から歩くには時間が早すぎる。
とりあえず、ヒマ潰しに以前から気になっていたプウロア・トレイルを歩くことにした。


プウロア・ペトログリフへと続くこのトレイルの出発地点は、レンジャーステーションから車ですぐの場所にある。
道路沿いの駐車スペースに車を止めて出発〜!


トレイルは溶岩の上に延々と続いていた。
ホーレイパリと海に挟まれた、ただっ広い溶岩台地。それらと並行に東に向かって歩いてゆく。
しかし、このトレイル、薄っすらと道がわかるようなわからないような・・・(^^;
ちょっと不安だけど、見晴らしがとってもいいので迷うことはないか〜。


20分程歩いただろうか、正面に木道が見えてきた。
今まで道らしき道もなかったのに、忽然と現れた木道。
「これを作った人ってば、エライ・・・!」
目標物が見えれば後は早い。数分で木道に到着した。


木道は周遊路になっていて、周辺にあるペトログリフを観察することができた。
これぞペトログリフという出来栄え(?)の人型のものもあったけど、丸い穴を線で繋げたようなヘンな模様のものが沢山ある。今まで見たペトログリフの中では、年代が古いのかもしれない。

木道にはベンチのようになっている部分があったので、ここで一休み♪
遥か向こうにはオーシャンエントリーの水蒸気が見える。
涼しい風が吹いていて気持ちがいい!
他の観光客もいないし、プライベート・ビーチならぬプライベート・ペトログリフって感じかな?


木道の向こうに見える
オーシャンエントリーの水蒸気

さてさて、車へ戻りますか!
帰り道も30分、さすがに足が疲れてきた。これからがメインのオーシャンエントリーなのにねぇ・・・大丈夫かぁ?(^^;
ということで、車の中で休憩がてら、お食事タイム♪ボルケーノビレッジで買ったパンを口に放り込んだ。
欲張って3つも買ったもんだから、1つは食べれなかった。食べようと思えば食べれるんだけど、まぁ残しておくかね〜。
そして、これが後々に・・・・・・?




時間は2時半過ぎ。丁度いい時間だ。いよいよオーシャンエントリーに向けて出発〜!
私達はレンジャーステーションへと戻った。


売店で水とジュースを購入して、デッドエンドへと歩き始めた。
歩き始めたんだけど、、、
足がすごーく疲れてるんスけど(涙)
レンジャーステーションからデッドエンドまでの長〜い舗装道路が、しこたま長く感じられた。
休み休み歩きたいくらい足がツライ〜。
こんなにツライのに、オーシャンエントリーまでの長い道のり(往復約4時間)を歩けるのか!?

そして、やっとのことでデッドエンドに到着。
しかし、不思議。
ホントに不思議。
黒い溶岩海原を歩き始めた途端、元気になってスタスタ歩けるようになっちゃった。
足の疲れも全然感じないよ(笑)
ゴツゴツの溶岩の上の方が、歩くのは大変なはずなのにね(^^*
これも溶岩好きの成せるワザ(?)なのかもしれない。




黄色い目印を辿り、写真を撮りながらのんびり歩いた。
しばらくすると「END OF TRAIL」の看板の立っている所に到着。
普通なら歩くのはここでおしまい。
この先に「ここは安全だよ」と教えてくれる黄色い目印はないのだ。
全くの自己責任の世界・・・。
気が引き締まる。


ただ、目印がないといっても、全くないわけではない。
今度目指すのは白いポール。
1番〜6番まで順番に、オーシャンエントリーに向かってポールが並んでいるのだ。


しかし、ポールとポールの間はかなり離れていて、1本目のポールも一体どこにあるのやら・・・
目が悪い私には見えづらい。
toshiさんから借りた望遠鏡で確認した。(toshiさん、ありがとう♪)


溶岩大地は平坦ではなく、溶岩がこんもりと盛り上がっていたり、逆に窪んでいたり、かなりデコボコとしている。想像で例えると、でっか〜〜いカメの甲羅の上を歩いているみたいな感じかなぁ?(笑)


そんなこんなで、途中でポールが見えなくなることはザラ。
でも歩いているうちに見えてくるので、その都度ルートを修正して・・・
と、そんなことを繰り返しながら1本目のポールへ到着!
10分程かかっただろうか?
あと5本もあるよ。
ってことは、最低でも50分はかかるんだろうなぁ(^^;
長い道のりになりそうだ・・・。


No.1 のポール

No.3 のポール

そんなことを繰り返して、やっと3本目のポールに辿り付いた。
オーシャンエントリーの水蒸気が綺麗に見えて、とってもいい景色!
吹き抜ける風も心地良い。何だか、この景色だけでも満足な感じもした。
「もういいじゃん。ここまでで。」

もういいじゃん。ここまでで??
そんなこと言ってられるか〜〜!
悪魔がちょっとだけ耳元で囁いたけど、そうはいかない。がんばるぞーー!!

順調に4本目、5本目も乗り越えて、6本目に辿り付いた時は本当に嬉しかった。
すごい達成感だ。
そんな6番ポールに気を取られていたら、たけちんが
「すごいよ!溶岩が見えるよ!!」
と興奮して叫んだ。ええっ。なんだってー!?


「おおっ!!!ホントだーー!!」


水蒸気や海水で見え隠れしてるけど、確かに赤い溶岩がそこには流れていた。
「もっと近くで見よう!」
既に数名の観光客が佇んでいる場所があったので、そこに行ってみると、、、
トロトロと流れている溶岩が鮮明に見えた・・・!
もう、感涙。来た甲斐があったなぁ・・・。


たけちんと2人で写真を撮りながら夕暮れを待った。
暗くなるに連れ溶岩は輝きを増し、その姿が露になってゆく。水蒸気は溶岩の光で赤く染まり、まるで幻想的なショーを見ているかのようだ。
美しい。

ずっと見ていたいけど、かなり暗くなってきたので退散することに・・・
心配性のたけちんが、暗くなる前に帰ろうと急かすんだもん。
後ろ髪を引かれながら、その場を離れた。


でも、気になるよぉ〜〜!
歩いては振り返り、歩いては振り返り、、、、
歩きながらも望遠レンズを付けて写真を撮っていた。
と、その時!
水蒸気爆発が起こったのだった。
真っ赤な溶岩が宙に舞ったのが見えた。
すごい迫力!


っああああ〜〜!もうガマンできんっ!!


たけちんと私は結局、もと居た場所まで戻ることに・・・(^^;
お隣にいた外人さんに「戻ってきたの!?」って笑われちゃった(笑)

しかし、その後は水蒸気爆発が起こる様子もなく、淡々と溶岩が流れていた。
間近で見るチャンスを逃してしまったのは残念だったけど、、、
でも、さっきより辺りが暗くなっていたお陰で美しさが増していた。
やっぱり戻ってきてよかった!


満足するまで眺めて、心が決まった。
今度こそ帰るぞ。
立ち上がったら、お隣さんが「ライトは持っているの?」と心配してくれた。
そんな事を気に掛けてくれるなんて、とっても嬉しかったな(#^_^#)

辺りは真っ暗闇・・・。方向なんて全然掴めない。
しかし、目印のポールは、ピカっピカっと光が点滅しているので探すのは意外と簡単だった。
昼間よりわかりやすいかも。
(ただし、一度見失ったらかなり怖いかも・・・)


用意しておいた懐中電灯で足元を照らしながら歩いた。
それでも明かりが足りない。超強力ライトが必要だよ〜。


そして、歩き出してすぐのことだった。
私の前を歩いていた たけちんが
「おわっ・・・!」
と叫んだかと思うと、パタっと前に転んだ(゚Д゚)
ええ〜〜っ!!

溶岩に足をとられてしまったようだ。
幸い切り傷はなかったけど、足が痛くて辛そうな たけちん・・・。
どうやら捻挫しちゃったみたい。
あと2時間も歩かなきゃならないのに、大丈夫かなぁ。


この後は、のんびり急がずゆっくり歩くことに専念した。どうせ真っ暗なんだもん。
急ぐ必要なんて全くないしね。
たけちんの足に負担がかからないよう、休み休み歩いた。


休んでいる時に、空を眺めたら満天の星!
ライトを消して静かに夜空を見つめた。
何て綺麗な空なんだろう。
マウナケアで見た時と同じくらい綺麗な星空にうっとり♪

デコボコとした溶岩の山をいくつ乗り越えただろうか。ゆっくりゆっくり歩いて、どのくらいかかったかわからないけど・・・
やっとのことで、舗装道路にたどり着いた。
「生還」したような気分になった・・・
ここまで来て、どっと疲れがやってきた。


行きは、この舗装道路がすごーく大変だったんだよなぁ。
で、帰りはもちろん、それ以上に大変だった。
やっぱり元気が出るのは溶岩の上だけかぁ(笑)

・・・ていうか、今何時よ?


時計を見ると、9時ちょっと前だった。
そして、私達は重大なことに気づいてしまった・・・!


今日の晩御飯、用意してないよ〜(TДT)


ボルケーノじゃ、レストランもお店も開いてないよ〜。
もしかして、こんなに頑張ったのにメシ抜きっスか!?(涙)


と嘆いていたその時、ピーンと閃いた。
そういえば、お昼ご飯の時にパンを一つ残していたのだった!
しかもナッツがいっぱい詰まった、お腹にたまりそうなタイプなパンではないですか。
ありがたや〜。


こうして、、、
宿に戻った私とたけちんは、昼飯の残りのパン一つと、これまた飲み残しのジュースを2人で仲良くシェアしたのだった。

本日のヒトコト

「 夜の溶岩ハイクをする方は非常食を持ち歩きましょう! 」
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