キラウエア火山KILAUEA VOLCANO【2-1】見どころ「ココだけは行っとけ!」編

Kilauea
MEMO

キラウエア・カルデラ周辺の王道観光スポットを選んでみました。現地で時間が足りない方は、とりあえずここに載っている観光スポットを回っておこう!

キラウエア・カルデラ 地図

キラウエア・カルデラ(キラウエア火口) 地図

目次

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見どころ「ココだけは行っとけ!」

キラウエア・ビジター・センター Kilauea Visitor Center

営業時間:9:00~17:00

nps.gov (Kilauea Visitor Center)

Google Maps

キラウエアビジターセンター

キラウエアビジターセンター

一番最初に立ち寄るべき場所。トイレ休憩を兼ねて、道路やエリアの閉鎖状況等、パーク内の最新情報をチェックしてみて。ちょっとした売店もあるので、お土産探しをしたり息抜きの場所としても使えます。

また、キラウエア火山の生態系や島の形成についてのパネル展示があったり、噴火映像などのショートムービーを見ることもできます。

鳥の鳴き声を聞こう!

展示物の中でオススメなのが、鳥のコーナー。ハワイ固有種のアパパネ(ミツスイ)などの鳴き声を聞くことがきます。この鳴き声を覚えておけば、すぐにアパパネが見つかるはず!?

聞いてもすぐ忘れてしまう方は、動画などで録音しておくとよいかも。(←自分のことです…。)

鳥のコーナー

鳥のコーナー

レンジャープログラム

アクティビティとして「レンジャープログラム」を開催中。プログラムはトークだけのもの、ハイキングをするものなど幾つかの種類があります。

掲示板

掲示板

スケジュールは、毎朝 9時15分にビジターセンターの掲示板に掲載されるのでチェックして下さい。(ジャガーミュージアム、ボルケーノハウスにも掲示されます。)

参考サイト

2001年9月, 2002年9月, 2004年9月, 2005年9月, 2006年9月, 2010年9月, 2015年9月, 2017年7月

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ハレマウマウ火口 & ハレマウマウ展望台 Halemaumau Crater & Halemaumau Overlook

無期限閉鎖中(2008年3月~)

火口の中に火口がある。

キラウエア・カルデラの中に、ポコンとできた大きなクレーターがハレマウマウ火口です。直径900m、深さは約80m。これを一番近くで見ることができるのがハレマウマウ展望台です。

ハレマウマウ火口とペレへの捧げ物

ハレマウマウ火口とペレへの捧げ物(ハレマウマウ展望台より)

辺り一帯からは水蒸気が吹き出ており、火山らしい迫力のある断崖を拝めます。特に雨の日は一段と水蒸気が濃く幻想的。ハレマウマウ展望台は、キラウエア・カルデラの一番の名所と言えるでしょう。

雨の日のハレマウマウ火口

雨の日のハレマウマウ火口

展望台は駐車場からほんの少しだけ離れており、ハレマウマウ・トレイルの一部を歩いて向かうことになります。トレイル周辺では硫黄臭が漂い、草木は殆ど見られません。硫黄で地面が黄色く染まった様子など、火山の雰囲気を十分味わえます。

火山の女神ペレの住処

ハレマウマウ火口は、ハワイアンにとって大変神聖な場所。火山の女神ペレが、住んでいる場所だと伝えられています。

火山の女神ペレ(ジャガーミュージアムにて)

火山の女神ペレ(ジャガーミュージアムにて)

展望台ではフラの儀式が行われ、レイやティリーフ等、ペレへの捧げ物が絶えません。その捧げ物を狙ってか、ハワイガン「ネネ」が展望台で遊んでいることもしばしば。その姿を見るのも楽しみの一つです。

捧げ物とネネ

捧げ物とネネ

2008年3月の噴火!

2008年3月19日、ハレマウマウ火口が噴火しました。水蒸気爆発を起こしたのです。その衝撃で噴石や火山灰が周囲にたくさん降りました。中には1メートル近いサイズの岩も飛んできたのだとか。ハレマウマウ展望台もフェンスの一部が壊れ、閉鎖されました。

ハレマウマウ火口内に形成されたクレーター(2008年3月19日)

爆発時、ハレマウマウ火口内に形成されたクレーター(2008年3月19日)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

火山灰をまき散らし中(2008年3月24日)

火山灰をまき散らし中(2008年3月24日)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

当時の様子は下記にて確認できます。

参考サイト

一時は茶色かった噴煙はしばらくして白煙に変わり、現在も活動は落ち着いているように見えます。しかし火山ガスは大量に出ており、展望台も閉鎖され続けたまま。おそらく当分行けません。同じ場所での展望台の再オープンは難しいでしょうね。

そんなわけで、現在のハレマウマウ火口のベストビューポイントは、ジャガーミュージアムの展望台となっています。

2001年9月, 2004年9月, 2005年9月, 2006年9月

ハレマウマウ火口の中の溶岩湖

オーバールック・クレーター Overlook Crater

2008年3月の噴火以降、ハレマウマウ火口の中に新しくベント(噴気孔)が形成されました。

このベントはオーバールック(ハレマウマウ展望台)のすぐ下にあるので、非公式ながら「オーバールック・クレーター」と呼ばれています。

ハレマウマウ火口内のオーバールッククレーター

ハレマウマウ火口内のオーバールッククレーター(2017年7月)

オーバールッククレーターの火口内には灼熱の溶岩が貯まっており、溶岩湖が形成されています。その湖面水位はクレーターの縁から 30~50m下と低く、湖面を見ることはなかなかできません。ヘリツアーなど高度のある上空は別として、一般的な見学場所(ジャガーミュージアム等の展望台)では高度が足りず、角度的に難しいんですよね。

それでも、辺りが暗くなると赤く光る火口を拝むことができます。

火映(かえい)

火口の壁が赤く染まる「火映」

火口の壁が赤く染まる「火映」

赤く光っている部分は、火映(かえい)という現象。溶岩そのものの光ではありません。火口底に溜まるマグマの光が噴煙や火口の縁に反射して、火のように赤く染まります。

現在のキラウエア火山観光は、この「火映」が一番の見どころ。しかし、昼間は明るすぎるため火映は見られません。「火口見学は夕方が良い。」と言われているのは、このためです。

溶岩湖!

溶岩湖を近くで見るとこんな感じ。写真は USGS HVO(ハワイ火山観測所)からお借りしました。(パブリックドメインなので利用OKです。)

オーバールック・クレーターの溶岩湖(2015年3月10日)

オーバールック・クレーターの溶岩湖(2015年3月10日)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

湖面を覆う黒い溶岩に、ピリピリと刻まれている赤いヒビ割れが不気味。写真の様子では、想像の溶岩湖とは違って少し大人しそうですね。表面は冷えて黒く固まりつつありますが、ゆっくりと動いています。

稀に溶岩湖の水位が上がり、ジャガーミュージアムから湖面を見られることもあるんですよ!

溢れ出た溶岩(2015年5月7日)

溢れ出た溶岩(2015年5月7日): この後すぐに湖面水位は下がってしまいました。
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

上の写真のように、溶岩が溢れるほどでなくても大丈夫。水位が、オーバールッククレーターの火口の縁から20メートル以内にあれば湖面が見られる可能性があります。詳細は下記にて。

関連ページ

現在のオーバールッククレーターの様子は USGS HVO(ハワイ火山観測所)のウェブカメラで見ることができます。

参考サイト

2017年11月 更新

トーマス A・ジャガー・ミュージアム Thomas A. Jaggar Museum

ジャガーミュージアム

ジャガーミュージアム

1985年に建設された火山学の博物館。アメリカの地質学者トーマス A・ジャガーにちなんで名付けられました。

トーマス・A・ジャガー

1912年にハワイ火山観測所を創設し、1940年まで所長を務めた人物です。

トーマス・A・ジャガーとロリン・サーストン

トーマス・A・ジャガー(左から2番目)とロリン・サーストン(左から3番目)/ 1917年撮影
By USGS [Public domain], via Wikimedia Commons

上の写真は、ハレマウマウ火口にて溶岩を計測中のトーマスとロリン・サーストン(サーストンラバチューブを発見した人)。

館内

館内には、地震計や火山地帯の研究に使う機材、火山のメカニズムが描かれたパネル、珍しい形をした溶岩(ペレの涙やペレの髪の毛)等が展示されています。

ペレの涙やペレの髪の毛は、ここで形を覚えて探してみて下さいね!見つけても持ち帰ってはいけませんが、宝探しみたいで大人でも夢中になってしまいますよ。

ペレの涙(デバステーション・トレイルにて)

ペレの涙(デバステーショントレイルにて)

ギフトショップ

館内には Hawaii Pacific Parks Association(ハワイ太平洋公園協会) が運営するギフトショップがあります。

商品のラインナップは少々専門的。噴火時の迫力ある写真や火山関係の書物、魚や鳥や植物の図鑑、DVDやCDなどが並んでおり、ちょっとしたお土産になるでしょう。

変わったモノでは、ハワイのみに生息する背中のスマイルマークがカワイイ(?)蜘蛛、Happy Face Spider(画像/閲覧注意)のぬいぐるみに目が留まりました。コレをぬいぐるみにするなんて…!(笑)

展望台

建物のすぐ目の前はキラウエア・カルデラの崖っぷち。ハレマウマウ火口をはじめ、カルデラの全体像を見渡すことができる素晴らしい展望台となっています。

ジャガーミュージアムの展望台

ジャガーミュージアムの展望台

キラウエアで一番の人気スポット!

2008年3月のハレマウマウ火口の噴火後、キラウエア観光の中では、この展望台が一番の人気スポットになっています。ハレマウマウ火口、そしてその中にあるオーバールック・クレーターを眺める場所としてはベストの位置なんですよね。

昼間のハレマウマウ火口

昼間のハレマウマウ火口

昼間は白っぽい噴煙が見えるだけですが…

夜のハレマウマウ火口

夜のハレマウマウ火口

空が暗くなると、火口が赤く光り幻想的に!(写真で見るとかなり赤く見えますが、実際はもう少しぼんやりとしています。)

皆、これを見るために訪れるのです。ハレマウマウ火口を見学するなら薄暗くなる夕方が断然オススメ。かなり混むので、良い場所を確保したいならお早めに。

ハレマウマウ火口の微速度撮影動画(1分11秒から)

防寒対策はぬかりなく

夜間の見学はかなり冷えます。長袖のパーカーの上にウィンドブレーカーを羽織っていても寒いくらい。できるだけ厚着していきましょう。

ドロドロ溶岩が見える可能性あり

稀に、この展望台からハレマウマウ火口内の溶岩湖のドロドロ溶岩を見られることがあります。簡単に言うと、下の図のような状態になれば期待してよし!

ドロドロ溶岩が見られる時の湖面の水位

ドロドロ溶岩が見られる時の湖面の水位

何度も既出していますが、実際に見えた時の動画がこちら。

オーバールック・クレーターの溶岩(ジャガーミュージアムより撮影/2017年7月17日)

溶岩湖の湖面水位の調べ方や詳しい解説は下記ページをご覧下さい。

関連ページ

2004年9月, 2006年9月, 2010年9月, 2015年9月, 2017年7月

サーストン・ラバ・チューブ(サーストン溶岩トンネル) Thurston Lava Tube

またの名をハワイ語で Nahuku(ナーフク)。400~500年前に形成されたものだと言われています。このラバチューブは、1913年にロリン・サーストンによって発見されました。

ラバチューブとは

溶岩が流れる際、表面は次第に冷えて固まりますが、中央部は熱いので流れ続けます。中央部が流れきってしまうと表面の溶岩だけが残り、筒のような空洞を形成することがあります。この空洞がラバチューブです。

サーストンラバチューブ(サーストン溶岩トンネル)

サーストンラバチューブ(サーストン溶岩トンネル)

パワースポットとして有名

以前、テレビ番組でオーラが見える場所として紹介されていました。ラバチューブ内のある場所で手をじっと見ていると、ぼんやりとオーラが見えてくるのだとか。私は見えませんでしたが、興味のある方はお試しあれ。

ラバチューブまでの遊歩道

駐車場からラバチューブへと続く遊歩道へ。大きなシダ植物、ハプウがワサワサとその大きな葉を伸ばし、まるで熱帯のジャングルのよう。

ラバチューブまでの遊歩道

ラバチューブまでの遊歩道

シダ植物「ハプウ」

シダ植物「ハプウ」

ハプウに混ざって、野生のフクシアの花が咲いていることも。

フクシアの花

フクシアの花

数分歩くと、トンネルの入口が見えてきます。

ラバチューブの入口と内部

シダ植物や蔦が生い茂るその薄暗い入口は、溶岩トンネルとしての貫禄十分。

サーストンラバチューブの入口

ラバチューブ入口

中に入るとライトが等間隔に設置されているものの、かなり暗い。カメラのフラッシュもここでは光がなかなか届きません。まともに写真を撮りたいなら三脚は必須。

内部は結構広く、背を屈めることもなく余裕で歩くことができますが、天井から水滴がポタリポタリと滴り落ちてくるので、水溜りがあちらこちらにできています。雨の日は特にグチャグチャしているので、足元にはご注意を。

ラバチューブ内部

ラバチューブ内部

トンネルの入口から出口までは、内部を観察しながらのんびり歩いても5分程度。わりとすぐ終わってしまいますが、雰囲気は良いので結構楽しめるでしょう。個人的には大好きな場所です。

更に奥へと続くルート

出口の階段を上ると、階段の途中に少し気になる怪しげな扉があることに気付くでしょう。この先に、ラバチューブが334mも続いているのだとか。深部に迫る冒険的ルートです。

更に奥へと続く道

更に奥へと続く道

扉の案内板

扉の案内板

一般的なルートではないため、人工の灯りは一切ありません。漆黒の闇、そして手つかずの自然のままのラバチューブを味わうことができるでしょう。

これはそそられる。一度は入ってみたい!しかし準備がないと入れません。次の機会を狙うことにしました。

が、しかし!しかしですね…

2015年9月

ラバチューブの更なる深部に潜入するべく、懐中電灯、そして写真を撮るためのフラッシュを用意。ぽとんぽとんと水の滴る薄暗いトンネル内を歩き、目的の深部入口までやってきました。

おや、深部への扉に何やら見慣れない注意書きが…?

扉の注意書き

注意書き「立入禁止やで。」

私「」

扉にはガッチリと鎖が巻かれており南京錠まで掛かっていました。うそーん(涙)凄く楽しみにしてたんですけどーーっ!!

そんなわけで 2015年9月現在、ラバチューブ深部への潜入は不可能です。今後、開放されるかも分かりません…。「扉があったら即刻入るべし。」その扉が、いつまで開いているか分かりませんから。

【追記】2017年7月も立入禁止でした。

小話

2017年7月、ラバチューブ内のライトが全く機能していませんでした。「懐中電灯を用意するように。」との注意喚起アリ。旅行前からその情報は知っていましたが、用意していません。「スマホのライトでいいじゃん。」とタカをくくっていたんですよね。

実際に行ってみると、一つも灯りがない状態。

この暗闇をなナメてはいけなかった。照らしてみると、スマホのライトの光など簡単に闇に飲み込まれてしまうんですよ…。暗くてコワイ。周りに人もおらず、違う意味でもコワイ。

なんか出そう…((´д`;))

そこで後続組を待つことに。特に「一緒に行こう!」と誘ったわけでもないのですが、皆この事態をすぐに理解したのか、自然に3組くらいで何となく固まって歩き、無事出口に到着!なかなかのレア体験でした。

2002年9月, 2005年9月, 2010年9月, 2015年9月, 2017年7月

キラウエア・イキ展望台 Kilauea Iki Overlook

キラウエア・イキ・クレーターをメインに、カルデラやハレマウマウ火口、プウプアイ(噴石丘)、そしてマウナロアまでもを見渡すことができてしまう贅沢な展望台。ボルケーノがこの景色にギュッと詰まっています!

キラウエアイキ展望台からの眺望

キラウエアイキ展望台からの眺望

キラウエア・イキ火口

ハワイ語で " iki " とは「小さい」という意味。つまり "Kilauea Iki Crater" は「キラウエアの小さい火口」といったところですね。

キラウエア・イキの一番最近の噴火は 1959年11月14日のこと。大噴火でした。12月17日には、空に 580メートルの高さの溶岩を噴き上げたそうです。これは、20世紀におけるハワイでの最高記録となりました。

キラウエアイキの噴火

キラウエアイキの噴火:1959年11月29日(左)/ 11月20日(右上)/ 12月5日(右下)
[Public Domain] U.S. Geological Survey (HVO)

当時の様子は下記の記事で確認してみて。

参考サイト

火口には流れ出た溶岩で溶岩湖ができました。それが綺麗に冷え固まったため、クレーターの底は遠目で見れば見事に平ら。

クレーターの底にある白い筋

クレーターの底にある白い筋

クレーターの底にある白い筋

火口底の中央部に、薄らと直線の筋が横切っているのが分かるでしょうか。これは、キラウエア・イキ・トレイルの道筋。

その周辺をよくよく観察してみて下さい。ハイカー達が米粒のように点々と散らばっている様子が見えるはず。

トレイルを歩くハイカー

トレイルを歩くハイカー

ここはオススメのトレイルの一つ。皆さんもぜひ歩いてみて!詳細は下記をご参考に。

関連ページ

写真いろいろ

2015年9月

イキ火口の奥にある噴石丘のプウプアイも見どころの一つ。崩れた山肌の様子が荒々しいです。

プウプアイ(噴石丘)

プウプアイ(噴石丘)

2017年7月

人っ子一人いない夜の展望台。正直コワイ…!!

夜の展望台

夜の展望台

星と一緒にハレマウマウ火口を撮りたかったのですが、天の川が入らないので方角的にはイマイチでした。

2002年9月, 2004年9月, 2005年9月, 2015年9月, 2017年7月

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