ワイピオ渓谷 WAIPIO VALLEY【2-1】見どころ

Waipio

ワイピオ渓谷 地図

ワイピオ渓谷 地図

目次

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見どころ

ワイピオ渓谷展望台Waipio Valley Lookout

ワイピオ渓谷展望台

ワイピオをお手軽に

ワイピオの雄大な姿を手軽に楽しめるのがこの展望台。写真の右の屋根のある建物の辺りが展望台になっています。

写真を撮った場所は展望台の駐車場。初めてここに来た時は、この駐車場から写真の建物すら見えないほど霧が濃かったことを今でも憶えています。渓谷なんて全く見えず!どこを眺めて良いのやら方向も分からない状態で、駐車場から一歩も動けずでした。

打って変わって、晴れている時の見晴らしは最高!

展望台からのビュー

展望台からのビュー

海の青が綺麗が綺麗

海の青が綺麗

急勾配のワイピオ・バレー・ロード

展望台の駐車場からは、渓谷の下へと続く坂道、ワイピオ・バレー・ロードが伸びています。何と25%の急勾配!舗装されているとはいえ、車は4WDでなければ走れません。レンタカーの走行は禁止されており保険は対象外。走る場合は自己責任で。

それでも何台かの車が谷底へと下りていきます。そんな姿を羨ましく思いながら、私達もちょっとだけ歩いてみました。

ワイピオ・バレー・ロードを下る

ワイピオ・バレー・ロード

緑鮮やかな谷底

緑鮮やかな谷底に癒される。植物が生き生きしているのが感じられた。

少し下った辺りの風景

少し下った場所より

足が勝手に前に出てしまうくらい、きつい急坂です。私達は20分くらい下ったところで戻りましたが、それだけでも帰路の登りはゼーゼーハーハー、とってもハード。

同じ渓谷でも、ポロル渓谷を下るのとはレベルが違いすぎでした。帰り道をナメてかかると痛い目にあうこと間違いなし。しかしですね。下っていく間、渓谷の見え方が次第に変わっていくのが楽しくて、ついつい先が見たくなって歩いてしまうんですよ…。そんな魔性の坂道なので、ご注意を!

2004年9月, 2006年9月, 2011年9月

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ワイピオ渓谷の谷底へ

注意点

  1. レンタカーで行く場合は自己責任で。舗装道路ですが保険対象外。勾配がきついので4WDでないと走れません。
  2. ワイピオ渓谷は私有地が多く、現在もタロイモ農家の方などが静かに暮らしています。当然ながら、観光客をよく思っていない方もいらっしゃいます。住人の方々の暮らしを尊重し、侵害したりしないよう十分マナーを守って下さい。

谷底へGO!

ワイピオ・バレー・ロード

勾配25%のワイピオ・バレー・ロード

谷底初挑戦!お友達のToshiさんの車に乗せてもらって渓谷の下までトリップです。

ワイピオ渓谷の下へと続く道は、前述した通りキツイ坂道。写真を見て頂ければ、その角度がどんなものか分かるでしょう。

道幅は狭いので、対向車とのすれ違いに注意。こんな急坂で登りの車が途中で止まるハメになったら、発進するのがかなり大変。山道ですれ違う時は、日本の道路交通法と同じく登り優先です。

さて、下に行くに連れて景色が変わってきました。緑が濃くて植物達の楽園そのもの。

急坂を下る

急坂を下る

植物の楽園

植物の楽園

谷底へ到着

坂を下りきると道が分岐しています。まずは渓谷の奥へと続く道へ。

サトイモ系の植物

サトイモ系の植物

谷底には傘になりそうなくらい大きなサトイモ系の葉が、道沿いにワサワサと生い茂っています。

これが有名な「タロ」なのか!?

しかしToshiさんによると、タロではないそうです。後で調べたところ「インドクワズイモ(ジャイアント・タロ)」であることが濃厚。

そんなタロもどき達に囲まれた道をしばらく行くと、ヒイラヴェ滝の素晴らしいビューポイントがありました。ここから先へ進んでも後に戻ってもイマイチ。この辺りでは、ここが一番最高のビューポイントのようです。

※「ここ」がどこなのか示せないのがもどかしい。次に行く機会があればGPSで確認してみます。


ヒイラヴェ滝Hiilawe Falls

ヒイラヴェ滝

落差 1,200フィート(390m)。数あるワイピオの滝の中でも、最も知られている有名な滝です。非常に美しい姿でした。

周囲はぐるりと断崖に囲まれており、人を寄せ付けぬよう守られているかのよう。緑で覆われた丸みのある断崖を、細く流れ落ちる滝の姿は優しくて繊細。女性的雰囲気を持っています。

近くで見てみたくなりますが…

滝までのハイキングは不可能ではないと聞きますが、その道のりは非常に困難を極めるそうです。トレイルらしいものはなく、藪の中を歩いたり川を渡ったり、道なき道を切り開いて歩くため、興味本位で立ち入るような場所ではないことは確か。滝つぼは落石も多いとか…。谷の奥は私有地も多いため、止めておくのが良いでしょう。


川の道と野良馬

ヒイラヴェ滝を後にして先へ進みます。

細い道は、終わりそうで終わらず、ところどころで分岐しています。ワイピオには道路に川が横切っていると話しに聞いていましたが、本当にその通り。ザバザバと水しぶきを上げながら進んでゆきます。

と、ふいにToshiさんがハンドルを切り、川の上流に向かって走り出しました!「えっ?えっ?」慌てる私達。

驚いたことに、川と思っていた部分は道路でした。道路に川が流れているんです。それに、車のすぐ横ではウワサに聞いていた「野良馬」が草を食み…。ワイピオは驚くことだらけ!ワイルドすぎでしょ!

川だけど川じゃない

川だけど川じゃない

サファリパーク的風景

サファリパーク的風景

タロイモ畑と谷底の植物たち

だいぶ奥の方まで行くと、タロイモ畑が広がっていました。日本の田んぼのような懐かしい雰囲気です。タロは、想像してたものよりも意外に小さくて可愛いものでした。

タロイモ畑

タロイモ畑

タロは、水がたっぷりないと生きていけないのだそう。なので、道沿いの乾燥した土に生えているものはタロじゃないんですって。一度、ホンモノを見てしまえば、先程のタロイモもどきには、もう騙されません。

時々車から降りて、植物などを観察してみました。道路周辺にはグァバやマウンテン・アップル、ノニやパンノキ等々、トロピカルな植物達がいっぱい。

辺りには甘い香りがフワリと立ち込めていました。ハワイの自然を楽しむには最高な場所です。とはいえ、マウンテン・アップルは外来種、グァバは外来種にして有害植物に指定される程、ハワイにとってはよろしくない植物。複雑な気分にもなります。

谷底からの景色

谷底からの景色

行き止まり

行き止まり

ビーチへ

行き止まりまで行ったら、今度はビーチを目指して引き返します。

大きな水たまり

大きな水たまり

ゴトゴトゴトゴト…ビシャビシャ…

ビーチ側の方が道が悪いのでしょうか。大きな水溜りができています。さっきの川の中の道の方が走り心地が良かったような…?(笑)

谷底がこんな悪路であることを考えても、観光客がレンタカーでここまで来るのは、かなりの冒険です。良い意味でも悪い意味でも。熟考が必要ですね。

水溜りを幾つか越すと視界が開け、ワイピオ・ビーチが目に飛び込んできました。


ワイピオ・ビーチWaipio Beach

ハワイ島で一番大きなビーチ

ワイピオ・ビーチはとても広く、ハワイ島のビーチの中で一番の広さを誇っています。ハプナ・ビーチも広いですが、ハプナは「白砂ビーチ」の中では一番。ワイピオ・ビーチに比べたら小さいものです。

ワイピオ・ビーチ

ワイピオ・ビーチ

サラサラの黒砂

サラサラの黒砂

砂は黒砂。非常にキメが細かくてサラサラでした。風によって作られた風紋が綺麗。ポロル・ビーチと同じく流木が落ちていました。流木は黒砂に目立って汚く見えてしまうのですが、ここではそれほど気になりません。今まで見た黒砂のビーチの中では一番の美しさです。


滝へ行ってみよう

ビーチの脇には、カルアヒネ滝が見えています。滝を見てきた人は興奮した様子で「滝を見に行ってみなよ!」と教えてくれました。もちろんですとも!

歩き始める地点から既に滝が見えているので、それを目指して海岸線を伝って行けばOK。岩場なので注意して下さいね。そんな私は、岩場でズベっとコケてしまったのでした…!

滝へと続く道

滝へと続く道

海岸線を進む

海岸線を進む

写真を撮りながらゆっくり歩いて数分、滝へ到着。


カルアヒネ滝Kaluahine Falls

映画「ウォーターワールド」のロケ地にもなったことで知られている滝です。

カルアヒネ滝
カルアヒネ滝

遠くから見たカルアヒネ滝
滝壺はありません

清流

落差は 620フィート(189m)。結構高い位置から流れ落ちている滝にもかかわらず、わりと近寄れるので迫力があります。周辺まで行くと、水飛沫が気持ち良い!マイナスイオンがいっぱいです。

滝の手前には、上に登る道もあるので、行ってみました。一段上から眺める景色も一見の価値あり。ただし、道といってもよじ登る感じになるので行き帰りとも気をつけて下さいね。


ムリワイ・トレイルへ

ムリワイ・トレイル

ところで、展望台から見て正面の断崖に、ジグサグの道があるのはご存知でしょうか?この道は、お隣のワイマヌ渓谷へと続く道「ムリワイ・トレイル」です。このトレイルを途中まで登るというのが今回のハイライト。

逆サイドから見たワイピオ渓谷の景色は、どんなものなのでしょうか?

難関、ワイロア・ストリーム

ワイロア・ストリーム

ワイロア・ストリーム(渡りきった後の図)

しかし、いきなり難関です。ワイロア・ストリームを越えなければなりません。水位は深い場所でもふくらはぎが浸かる程度。浅いと言えば浅い。

ですが、川の中の石には緑鮮やかなコケがびっしりと生えていて、これが滑りやすいのなんの。なるべく石と石の間に足を下ろすように1歩1歩進んでゆくのですが、予想外に大変。ステッキがあると安定しそうですが、持ってないんですよねぇ。

大事なカメラはリュックにしまったものの、転んで水没したら…と思うとヒヤヒヤでした。というわけで川を渡るのならば、ステッキと防水バッグは用意しておきたいところです。

それと、もう一つの便利グッズは、偏光レンズのサングラス。川底が見えやすくなるのでルートを取りやすいんですね。これを掛けていたToshiさんもダンナもひょいひょいと渡っています。私だけなかなか前に進めず立ち往生…。ズルイよ。そんな便利アイテム持っているなんて!

なお、川の深さが膝上まであるような時は川が増水している証拠。注意して下さい。鉄砲水に襲われる可能性もあるため、引き返す勇気も必要です。

レプトスピラに注意

ワイピオ渓谷の川の水は綺麗に見えますが、動物の糞尿で汚染されている可能性があり、レプトスピラ症の感染リスクがあります。水は飲んではいけません。また、肌に傷があると傷口から感染しますので、怪我をしている場合は川に入らないようにして下さい。

なお、レプトスピラ症の感染はワイピオ渓谷だけでなく、ハワイの川や湖などの淡水全てに共通するリスクです。レプトスピラ症の症状や潜伏期間などは下記のページをご参考に。

参考サイト

ナゾの植物を発見

アイアンウッドの林

一行はアイアンウッドの林の中へ。道はフカフカ。歩きやすい。右手にはワイピオ・ビーチが広がり、脇には植物がいっぱい。ビーチ・ナウパカが綺麗でした。

しばらく歩いていると、ヘンな植物を発見!ビヨーンとやたら背が高いのです。木なのか草なのかも分からないようなナゾの植物。竹のように真っ直ぐ高く伸びています。竹の一種なのか??

テキーラの原料、リュウゼツラン(竜舌蘭)

その異様な植物は、後で調べたところ「リュウゼツラン(竜舌蘭)」ということが分かりました。葉がテキーラの原料となるこの植物は、何十年(20~50年、100年)かに一度花を咲かせて、その後は枯れてしまうそうな。

ちなみに「竹」のように見える部分は花芽なんですって。ということは、この姿を見られたなんて幸運でした。花芽はだいぶ伸びていたので、そろそろ咲くのでしょうか。いや、もしかして咲き終わった後だったのかも?遠くて細かいところまで見えなかったんですよね。写真も逆光だったせいで上手く写っていません。

知っていれば、もっとよく観察してきたのに残念。今度、これにお目にかかれるのはいつの日か。

【後日談】6年後に見る事ができた!

竜舌蘭の花芽
蕾がぎっしり。リュウゼツランの花芽

リュウゼツランの花芽。蕾がぎっしり!

まだ殆どが蕾の状態でしたが、黄色の花びらがチラチラ見えています。がっしりとした見事な枝っぷり…ではなく花芽っぷりに驚きました。このリュウゼツランは地元の新聞にも載ったくらいですので、やはり珍しい現象なのかと再認識。英語では、100年に1度しか花を咲かせない。という意味で「センチューリープラント」と名付けられているそうです。

ムリワイ・トレイルをゆく

しばらく歩いて、やっと目的の断崖までやってきました。この断崖に沿ってムリワイ・トレイルの入口を探しながら歩いていると…ありました!ここまで来るのに川を渡ってから20分。ワイピオが広いということを身をもって実感。

目的の断崖に到着

目的の断崖に到着

ムリワイ・トレイルの出発地点

ムリワイ・トレイルの出発地点。少し分かりづらい…

森の中は秋の里山風

森の中は秋の里山風

トレイル入口周辺は、緑がいっぱいでトロピカル・ムード満点。ところが一度トレイルに入ると雰囲気は一転。森の中は枯葉がこんもり積もっていて、まるで秋の里山にでも来てしまったかのよう。

そして、この枯葉が滑るのでご注意を。蚊が多いのも厄介です。急に蚊除けが必要になりました。

少し歩くと枯葉道は終わって景色がガラリと変わります。視界が開けて周囲が見渡せるようになりました。

視界が開けた!
展望台側の断崖

展望台側の断崖が見える

先に行けば行くほど、渓谷全体が見渡せるようになり、奥行きを感じることがきます。草が蔓延る坂道を登るのは大変ですが、景色への期待は登れば登るほど強くなり、疲れは吹き飛びました。先程までいたカルアヒネ滝や、その向こうにある滝まで見えます。なんて良い景色!

そして、トレイル入口から約30分。目的地の断崖の隅っこ(今回設定したビューポイント)に到着。かなりの絶景に一同感動。これは、なかなか拝めないでしょ!展望台からでは絶対に味わえない景色が、そこには広がっていました。


ムリワイ・トレイルからの眺め

絶景

この味を知ってしまうと、ワイピオ渓谷展望台からのビューが平面的で物足りなくなってしまうのが唯一のデメリットです。

ワイピオ・ビーチと滝

ワイピオ・ビーチと滝

ワイピオ渓谷

渓谷全体を見渡すことができた。ビイラヴェ滝も見えている。

断崖の山肌

断崖の山肌

正面の断崖の展望台

展望台をズームアップ


ダンナは基本「石橋を叩いて渡らない」タイプの人間なので、我が家の場合、自力でレンタカーでは絶対にここまでの経験はできません。決死の覚悟で来ていたとしても、道を流れる川にビビってすぐ退散していたかも。

自力で徒歩だったとしても、ムリワイ・トレイルにたどり着くのは難しかったと思います。Toshiさんの車に乗せてもらえたからこそ、ここまで来れました。こんな貴重な体験をさせてもらえて、Toshiさんに本当に感謝しています。

2006年9月
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