アワアワプヒ・トレイル / コケエ州立公園Awa'awapuhi Trail / Koke'e State Park 【カウアイ探訪】

アワアワプヒ・トレイル

コケエ州立公園 地図

広域図

コケエ州立公園 地図

拡大図

コケエ州立公園 アワアワプヒ・トレイル&ヌアロロ・トレイル 地図

目次

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見どころ

アワアワプヒ・トレイルAwa'awapuhi Trail

往復:3時間~4時間(6.4マイル/約10.3km)

必需品:帽子、水、雨具、ステッキ

おすすめ度:

おつかれ度:

dlnr.hawaii.gov (Awa'awapuhi Trail)

Google Maps

アワアワプヒってナニ?意味は「ウナギの谷」。確かに最終地点から見られる渓谷の様相は、ウナギがニョロニョロしているようにも見えます。

ヘンな名前のトレイルとバカにしちゃあいけません。最終地点の幻想的な景色は、ハワイのトレイルをいくつか歩いた私にとっても、思いがけないものでした。

アワアワプヒ・トレイルは、ナパリコーストの切り立った襞(ひだ)の一つ、ヌアロロ渓谷とアワアワプヒ渓谷との尾根伝いに伸びるトレイルです。少し距離が長いので、時間に余裕をみて出発しました。

トレイル出発地点に駐車スペースがあります。ここから出発!

駐車スペース

駐車スペース

出発地点

出発地点

木漏れ日が気持ち良い森の中。小鳥のさえずり声に耳を立てたり、小動物が草むらの中をカサカサと歩く音に、時折ビクっとしながら進みます。人には殆ど出会いません。

赤土の道には、枯れ葉がたくさん落ちていました。この特徴的な三日月型の葉は、コアの木ですね。

コアの木の枯れ葉道

コアの木の枯れ葉道

カラっとした青空

カラっとした青空

コアの木が思いの外、生い茂っているのが印象的でした。その枝の隙間から、カラっとした青空が垣間見られ、とても清々しい。本日、絶好のトレイル日和!

そんな折も折。ガサガサガサ…と物音が。しかも近づいてくるよ…!?

ドーーーン!

と現れたのは野生のブタの親子。しかも4~5匹ときた。今までも草薮から、鳥とおぼしきカサカサ音は聞こえていましたが、獣となるとコワイ!しかも、子供と一緒の野生動物ってヤバイんでないの?

緊張が走ります。

しかし、驚いていたのはブタの親子の方だった模様。私たちを見るなり、そそくさと山の中へと消えていきました。慌てていたのか、山の斜面で足を滑らせている子がいたのが可愛らしかった。

事なきを得て再び歩き始めます。

このトレイルは、最初こそは少しだけ緩やかに上りますが、後はずっと下りです。2時間近く下り続けるわけでして、足への負担もかなりのもの。私は膝が少し痛くなってしまいました。

ここで重宝したのがステッキです。これがなかったら途中で断念したかも。持っていて良かった!しかし、どちらにしても帰り道はが辛いだろうな…。不安がよぎります。

さて、スタート地点から55分。初めて見晴らしのよい場所に出ました。

見晴らしのよい場所

見晴らしのよい場所

ホノプ・リッジ

ホノプ・リッジ

お隣の尾根、ホノプ・リッジが見えます。尾根伝いに伸びている道は、おそらくホノプ・トレイル。赤茶けた道筋が先の方まで続いているのが見えました。

そこから約10分後。今度はホノプ側とは逆隣りのヌアロロ渓谷側が開けました。それ程凄い景色ではないのですが、良い刺激になります。その数分後には再びホノプ・リッジ側が開けました。(←もしかしたら、トレイルから少しルートを外れて、小高い場所に登ってみた時にだけ見えたかも。記憶が曖昧でスミマセン。)この辺りは景色に変化があり、歩いていて楽しいです。

ヌアロロ渓谷側が開けた

ヌアロロ渓谷側が開けた

再び見えたホノプ・リッジ

と思ったら、またホノプ側も見えた

ルートを外れて小高い場所に登ってみる

ルートを外れて小高い場所に登ってみる

この辺りは歩いていて楽しい

この辺りは歩いていて楽しい

ハワイ固有種のプキアヴェ

道端に生えていたハワイ固有種のプキアヴェ

ストロベリー・グァバの実

ストロベリー・グァバの実

更に進むと、ヌアロロ渓谷の荒々しい崖が見えてきました。ここまで歩き始めて1時間20分。かなり景色がドラマチックになってきたということで、目的地に近づいているに違いない!

ヌアロロ渓谷の尾根

ヌアロロ渓谷の尾根

崖のアップ

崖のアップ

途中、道が分かりづらい箇所がありましたが、間違ったルートには、通せんぼするような形で木の枝が置かれていたり、逆に正しい道の木の枝にはリボンが結ばれていたり、先人が何かしら目印をしてくれています。このトレイルでは、ほぼ迷うことはないと思いますが、もし悩んだら目印を探してみて下さいね。

ちょっと迷った箇所

ちょっと迷った箇所

ランタナの群生

ランタナの群生

スタートから丁度2時間程。ランタナの群生が突然目の前に現れました。

ランタナは、日本では庭木にもなっているくらいで綺麗なのですが、これだけ背が高くなりモサモサしていると、少々不気味。しかも茎には棘があるので、手でへたに掻き分けると痛いです。こんなところでも、ステッキが役に立ちました。

ランタナのお花畑を抜けるとすぐに、ヌアロロ・クリフ・トレイルとの分岐点にぶつかりました。案内板があるのですが、ヌアロロ・トレイル方面の情報しかありません。

この案内板の裏側に回ってみると、そこにも案内板があり、アワアワプヒ・トレイルのビスタ・ポイントまで、あと0.3マイル(約482m)とあります。あともう一息!

ヌアロロ・クリフ・トレイルとの分岐点

ヌアロロ・クリフ・トレイルとの分岐点

案内板の裏側の案内板

案内板の裏側の案内板

少し開けた場所に出ました。ワクワク感で、思わず速足になってしまいますね。

目に飛び込んできたのは、ヌアロロ渓谷の絶壁と谷底!霧が掛かっているせいか、来る途中に眺めた乾いたヌアロロの尾根とは印象が大分異なっていました。険しく尖った岩肌が荒々しい。

ヌアロロ渓谷

ヌアロロ渓谷

険しく尖った岩肌

険しく尖った岩肌

しかし、あの絶好のトレイル日和と思わせてくれた青空は、どこへ行ってしまったのでしょう。

谷は急激に白い靄に包まれてきました。雲の流れが速い。私達が到着して2~3分で、先程まで見えていた谷底が真っ白に。一番大事なところで曇ってしまうなんて。

この場所から更に奥へ行ったところに、恐らく一番の絶景ポイントがあるはずですが、こちらも真っ白で何も見えません。ここまで来て、なんてこった…。

展望台の先は真っ白

展望台の先は真っ白

でも諦めちゃいけません。ナパリコーストでお天気がコロコロと変わるのを、この日までに何度となく体験していた私達です。そのうち晴れるはず!のんびり構え、お昼ご飯を食べることに。

ワイメアのイシハラ・マーケットで調達したお弁当を食べていると、カーディナルがモノ欲しそうにこちらを見ています。次第にチョコチョコと私達の方へ近寄りながら。人が住まないようなこんな山奥にも、人間のお弁当目当ての鳥たちがいるのには驚きましたが、可愛いし暇つぶしに見てる分には良いですね。お弁当はあげませんが。

レッド・クレステッド・カーディナル

レッド・クレステッド・カーディナル

ご飯を食べ終えて、お天気はと言うと…霧が晴れるどころか、空が暗くなり雨混じりに。でも、もうちょっと。もう少し待とう。

ここにやって来て1時間弱。雲の流れは相変わらず速く、湧いては流れ湧いては流れを繰り返しています。停滞しているよりはマシなのかもしれない。しばらくすると、眼下の雲が風に流されながら、次第に薄くなっていくのが分かりました。海のブルーが見えてきている。「今度こそ!」

微かな海のブルー

微かな海のブルー

私達の他に一組のカップルが一緒にいたのですが、この行方を4人で固唾を呑んで見守ります。そして、渓谷の様相が薄く漂う霧の中に浮かんできました。

霧が薄れて…

霧が薄れて…

アワアワプヒ渓谷の谷底

アワアワプヒ渓谷の谷底が現れた!

渓谷は、すぐ傍にあるようでいて、全く手の届かない場所のように感じられます。現実離れした光景に、まるでラピュタの世界にでも紛れ込んでしまったような気分になりました。ハワイの他の景色では感じたことのない感覚に、立つ鳥肌。

幻想的な谷底

幻想的な谷底

しばらく眺めていると、霧は再び辺りを白く包み込み、谷底を隠してしまいました。残念ながら見納めのようです。

そういえばヌアロロ側は?急いで様子を確認しに行くと、こちらはまだ若干見えていました。最後にその姿を目に焼き付けます。

さて、帰り道。延々と緩い登りが続きます。天気が悪いため写真も撮らないだろうとカメラをバッグに仕舞い込み、気合いを入れて黙々と歩きました。この気合いが功を奏したのか、帰路は上り坂にも関らず、往路より30分程早く1時間半程で駐車場へと到着。なんだ。やれば出来るじゃないの。

アワアワプヒ・トレイルは、なんちゃってハイカーには難関だと思っていましたが、意外にも歩きやすく、私の中ではカララウ・トレイル(ハナカピアイ・ビーチまで)よりも楽に感じたのが不思議。距離は長めですが、最高の景色が拝めるオススメののトレイルです。

なお、トレイルのオススメ度は満点の5点としたいところですが、長距離歩いて天候不良で渓谷が見えなかった時のことを考慮して-1点。4点としました。

2009年9月
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